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◆症状をしっかり先生に伝えてください。
『認知症』は記憶障害をはじめ、多彩な症状をしめしますので、診断は難しい場合もあります。そこで、ご本人やご家族から詳しく問診したり、さまざまなテストや検査を行って診断することが多いようです。

- 【診断のながれ】
本当に『認知症』かどうか調べる
《患者さん・ご家族を対象に問診が中心に行われます。》
- ● 患者さんからの情報は『認知症』を診断するときの重要な目安になります。
「問診に答える心構え」を参考に、症状をしっかり伝えてください。 - ● 記憶障害や認知機能の低下を調べる検査をすることもあります。
原因となる病気は何かを調べる
《さまざまな検査を行うことがあります》
- ● 他の病気の有無をみるために
…… 一般内科的診察/運動機能や腱反射検査などの神経学的検査など - ● 全身の状態をみるために…… 血液・尿検査など
- ● 脳内の変化をみるために…… CT/MRI検査など
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神経の機能
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血液の検査
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脳の画像や脳波
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身体的疾患などによって、一時的に認知症の症状を示した場合は原因となった病気の治療が優先されます。では、現段階では“治らない”といわれる認知症では、どのような診療をするのでしょうか?
認知症では、記憶やさまざまな行動が障害されます。残念ながら現段階では失われた機能を元に戻すことはできません。
そこで、診療は残っている身体的、精神的な機能をなるべく長く維持するといったことが目的となります。

◆薬によって認知症の症状を軽くできます
『認知症』の症状は大きく2つにわけられます。
記憶障害や判断力の障害など中心となる症状と、それに伴っておこる周辺の症状です。
認知症の中心となる症状を根本的に治療する薬は今のところありません。
しかし、最近アルツハイマー病の症状の進行を遅らせる薬が出てきています。この薬は病気を治す薬ではありませんが、認知症の症状の進行を遅らせることによって、ご家族と一緒に過ごす貴重な時間を長くすることが出来るのです。
また、ご家族の方を悩ませているのは、おもに周辺の症状だと思います。しかし、これらのうち幻覚や不安などの精神症状、徘徊などの問題行動も向精神薬などの薬によって症状が改善する、あるいは軽くすることができます。
遠慮なく先生に悩みを相談してください。
◆症状にあわせたケアや心理療法も重要な治療です。
認知症では、患者さんの症状にあわせてケアしていくことも治療の大切な要素です。ケアには、精神的なケアと生活上のケアがあります。患者さんの状況により、ケアはそれぞれ違ったものになります。
また、施設などで実際に専門職(精神科の医師、各種療法士など)の方が行う心理療法も重要な治療です。回想法、RO(リアリティー・オリエンテーション)、アニマルアシスドセラピーや音楽療法などといった心理療法を行っている施設もあります。
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回想法
自分の人生を回想させることにより、 |
RO(リアリティー・オリエンテーション)
見当識を高め、 |
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アニマルアシスドセラピー
動物と触れ合う場所を設け、 |
音楽療法
音楽演奏や鑑賞を通じて、 |
◆リハビリテーションの必要性
脳血管障害の後遺症としてみられる自発性の低下や、活動性の低下によって認知症は増悪されるので、リハビリテーション治療の活用が必要となります。脳血管障害による認知症において、その中枢神経障害による後遺症は、片麻痺などの運動機能障害をはじめさまざまです。また、これらは運動障害を伴うことが多いため、寝たきりの予防も大切です。
◆脳血管障害による認知症における予防の重要性
脳血管障害を予防することは、脳血管障害による認知症を生じさせないために最も大切なことです。脳血管障害は、一度発作をおこすとそれを繰り返すことが多いため、再発の予防がとても重要となるのです。脳血管障害の予防には、脳血管に障害をおこしやすい条件(危険因子)を減らすために生活習慣を改善することも必要となります。
◆介護も治療のひとつです。
認知症では、薬物療法や非薬物療法のほかに、介護も重要になってきます。認知症の患者さんの介護は長期にわたるため、介護者はいろいろな出来事に直面します。
認知症の記憶障害は非常に強いので、不可解な行動をとることがあるかもしれません。しかし、一方的にお年寄りを責めるのではなく、患者さんの身になって考え、対応することが何よりも大切です。介護者の対応によって認知症の症状は良くなるのです。
介護も治療のひとつなのです。






